内科・糖尿病内科

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大野内科の広報誌 《 毎月15日発行 》

Vol.217(2020年10号)

にごり茶(第17回)   稲田 昌二郎

体を動かすのが気持ちいい季節、スポーツの秋、になりました。スポーツの秋と呼ばれるようになったのは、1966年に、東京オリンピックの開会式が行われた10月10日が「体育の日(2020年からスポーツの日に改名されてます)」に制定されたことがきっかけだそうです。子供の頃、僕の故郷の柳井市では、体育の日にイベントがありました。市営体育館が開放されて、友達と卓球やバドミントンをしたり、父と参加したオリエンテーリングは、たのしかったなぁと思い出します。
2020年は、東京オリンピックの影響で7月24日がスポーツの日でした。来年からは10月10日に戻る予定だそうです。でも、東京オリンピック次第では、もう一回真夏のスポーツの日、になるのかもしれませんね。スポーツの日はやっぱり秋がいいと思うので、10月10日のままにして、オリンピックの日、というあたらしい休日を作ったらいいのに、と思います。
 さて閑話休題。近年、加齢による筋肉の衰え、サルコペニアが、とても注目されています。サルコペニアになると、いろいろな理由で生活の質が下がり、寿命が短くなります。そのためサルコペニアの予防として運動の重要性が高まってきています。またExercise Is Medicine:EIM(運動は万能薬!)という言葉がよく使われています。運動は、筋肉の衰えを防ぐだけでなく、血糖値・コレステロール・血圧を改善し、死亡率を下げ、癌・骨粗鬆症・認知症を予防し、うつ・不眠を改善し、新陳代謝が良くなり若がえります。私の外来でも、運動の話をすることが多くなりました。中高年の方にはインターバル速歩という運動をおすすめしています。3分間のゆっくり歩きと、3分間のさっさか歩きを1セットとして、一日に5セット行います。普通のウォーキングより短時間で筋力も持久力もつきますので、普通のウォーキングが物足りない方や時間がない方はぜひ試してみてください。
(受付や待合に資料をおいてますのでどうぞごらんください。)   
こういったインターバル運動は以前から陸上競技で取り入れられていて、マラソンの大迫傑選手も週一回は必ず行ったほうがよいといってました。若い方や体力に自身のある方向けには、Hiit(高強度インターバルトレーニング)やタバタ式トレーニングというものがありますのでググってみてください!
 稲田は3月頃からジョギングを始めて、最近は週3回10数kmほど走っています。四万十川や後川を眺めながら走るのは気持ちいですし、ときどき患者さんにシュッとしたといってもらえてよろこんでます。(もともとそんなに太ってないつもりなんですけどっ!)コロナが落ち着いたら、フルマラソンに出て、4時間を切るのが今の目標です。

インターバル速歩

今月の川柳  小笠原 望

介護するされるこころは揺れながら

在宅死 室内犬は吠え続け

忍ぶるのこころ昭和のはやり唄

ぷっとばせコロナ 大宴会しよう

 

 

お知らせ

今年のインフルエンザワクチン接種についてのお知らせとお願い

今年のインフルエンザワクチン接種については、厚労省が、コロナ禍のもと、インフエルエンザ流行のシーズンを控え、特に65歳以上の定期接種対象者については10月1日以降の早めの接種を呼び掛けています。そこで大野内科においても、例年通り10/1よりインフルエンザワクチンの接種を開始し、より早く接種していただくため、今年は、月曜日午後の枠を増やし、以下のような形で実施しています。よろしくお願い致します。
(原則予約制です。受付で予約を受け付けています。電話でもかまいません。)
1、接種日及び時間:
月曜日午後、14:00、14:30、15:00、15:30、16:00、16:30 (各7名)
火曜日、木曜日、金曜日: 15:00、16:00 (各10名)
※、できれば月曜日を利用していただければと思います
2、接種期間:令和2年10月1日(木)~令和3年1月29日(金) 
厚労省も65歳以上の方は10月1日からの早めの接種を呼びかけています。
3、接種料金:
一般の方は、2,750円(税込み)です。
65歳以上の方は、今年は市町村と県両方の補助があり、今年中は無料です。ただし、来年からは補助がなくなり一般の方と同じ金額2,750円(税込み)となります。

(2020年11月15日  第218号発行予定 )