内科・糖尿病内科

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大野内科の広報誌 《 毎月15日発行 》

Vol.248(2023年5月号)

にごり茶(第48回)稲田 昌二郎

春の訪れと共に、5月の風は新しい始まりを告げています。この季節には、新しい希望と可能性が芽生え、自然界も生き生きと躍動しています。5月は、そんな爽やかな季節の中でも特に素晴らしい月です。
 そんな5月5日に、WHOは緊急事態宣言の終了を発表し、日本では5月8日に、コロナが2類感染症相当から5類感染症に変更されました。
 いろいろなことが変わりますが、結核並みからインフルエンザ並みになると考えると、イメージしやすいかも知れません。約3年間、世の中に暗い影を落としたコロナがついに終わる!?、そんな明るいニュースです。
 一方で、実は医療関係者はビビりまくっておりました。コロナの扱いが変わるといっても、ウイルスの強さが変わるわけではありません。感染性も毒性もインフルエンザよりは強いイメージです。感染対策をとっていても流行の波があったのに、ゆるめたらとんでもないことにならないだろうか。第9波や、まだかかっていない人が多いお年寄りに感染が拡がって重症者が多発しないだろうか。感染者が増えて医療機関がパンクするのではないか?
 医療機関においては、職員や入院患者さんの感染が大変な事になりますので、今までどおりゼロコロナのままが多いと聞きます。大野内科も、風邪症状の方は基本的には院内には入らず、お車の中や、外の診察室での診察とさせていただいております。ただ、明らかにコロナでは無い方については、院内で診察したり、会計に入っていただいたりはしています。また、僕たちが抗原検査(鼻から綿棒)をするときもガウンの着用はしていなかったり、少しずつ様子をみながらゆるめているところです。
 思いがけず、ゴールデンウイークあけは大変な事にはならず、コロナは落ち着いています。でも、油断しすぎてもいけません。特に、リスクが高い方やご高齢のかたは、マスクなど適切な感染対策を。副反応がきつくない方はワクチンをおすすめします。若い元気な人がいっぱい感染して集団免疫ができたときが、本当にコロナを克服した時になるのでは無いかと思っています。この感じだと、あんがい早いかもと、期待していますが、もうしばらくは、風邪症状の方は院内には入れません。大野内科の待合でコロナをもらった!なんてことにならないためです。引き続き、 風邪症状の方は、お電話いただいてからの受診をお願いします!
※5月14日は宿毛マラソンでハーフマラソンに参加しました。ほとんどの方がマスク無しでしたが、知った顔もマスク無しでは逆にわからないものですね。コロナ前に戻ったようなウキウキした気持ちのなか、自己ベストもでて、いいお休みでした。 

安並から中村市内を望む(お城と水車わかりますか?)

今月の一句小笠原 望

謝ってばかりの父のいる平和
老いふたり浜昼顔のほほえみを

第23回四万十川 川柳大会に 応募しましょう
(待合室の投句箱へどうぞ、6/26まで)

第23回四万十川 川柳大会に 応募しましょう
(待合室の投句箱へどうぞ、6/26まで)

新型コロナ 5類移行 でどう変わる?.

感染した場合の行動制限:無し(5日間の自宅待機と10日間のマスク着用を推奨)
マスクなど感染対策:個人・事業者の判断(重症化リスクの高い方へうつさない配慮を!)
医療費:健康保険が適用されます(治療費は公費支援あり、検査の公費支援は終了)
感染者数:毎日公表⇨週一回公表、ワクチン:年度内は無料、イベント:人数や声出しなど制限無し

 

 

お知らせ

その1 発熱・咳・のど・鼻水、等、風邪のような症状の方は、来院前にお電話を!
 お電話で症状などをお聞きして、診察の時間・場所などを調整しております。
 5類感染症となっても、今までどおり発熱・風邪症状の患者さんはまずは院外での診察です。皆さんに待合室で安心して過ごして頂くため、ご協力よろしくお願いいたします。

その2 新型コロナウイルスワクチンの追加接種について
5月以降、当院でも新型コロナウイルスの追加接種を再開します。
月曜日の午後のみ、予約制です。予約は、コールセンター(0880-34-8535)
または新型コロナワクチン予約サイト(四万十市)までお願いします。

その3 肺炎球菌ワクチンの接種について
原則予約制です。ご希望の方は受付にお申し出いただくか、お電話を。

その4 特定健診について
予約制です。日時詳細や予約については受付にてお問い合わせ下さい。

その5 1月から、小笠原先生の月曜日の外来診療がなくなっております
本年1月から、月曜日の午前中も小笠原先生は往診で不在としています。
※院内の状況により発熱外来を行ったり、検診・予防接種など不定期に行っています。         
 
その6 7月いっぱいで、電話再診が終了します
コロナの特例措置として、電話再診(医師がお電話で体調をおうかがいして、処方箋を発行→患者さんは病院には寄らず、薬局で直接お薬を受け取る)が認められていました。このたびコロナが5類感染症になるため特例はなくなり、電話再診は7月いっぱいでの終了となりました。ご迷惑おかけいたしますが、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

2023年6月15日頃 第249号発行予定