内科・糖尿病内科

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大野内科の広報誌 《 毎月15日発行 》

Vol.243(2022年12月号)

にごり茶(第43回)稲田 昌二郎

 本格的にさむくなってまいりました。今週末(12月17日〜18日)にかけて、最強クラスの寒波が襲来するそうです。四国の平地でも雪が降る可能性があるということで、少しわくわくしています。
 ところで、毎年恒例の今年の漢字は「戦」だそうです。ウクライナ侵攻・北朝鮮のミサイル発射、円安・物価高との戦い、北京オリンピック・サッカーワールドカップなどのスポーツイベントもありました。そして何と言ってもコロナとの戦いの一年でした。
 今後、コロナはどうなっていくのでしょうか。大阪大学の忽那教授の興味深い記事がありますので、かみくだいてご紹介いたします。
コロナにかかったあとに出来る免疫(N抗体)を調査すると、日本人では本年11月の時点で、N抗体を持つ人は約27%でした。大部分はオミクロン株に対する抗体と考えられています。オミクロン株に感染した人は、オミクロン系統のコロナに感染しにくくなります。さらにワクチンを打つことによりハイブリッド免疫というより強い免疫がえられるとされています。イギリスでは80%以上の人がN抗体を持ち、ワクチン接種もすすんでいることから、多くの人がハイブリッド免疫を持っており、マスク無しでも感染がひろがりにくい状況になっているとのことでした。
うらやましい状況ではありますが、その状態になるまでにイギリスでは日本の約4倍の死者を出しました。日本では、今までどおりの感染対策をつづけて、リスクの高い人を守りながら、ゆっくりと感染者を増やして、ワクチンも続けてハイブリッド免疫を持つ人を増やしていくことで、集団免疫が形成されると思います。オミクロンになってからは、重症者・死者は増やさずに、うまく(!?)感染者数が増えていってますので、だいぶ早いですが、2023年の漢字は収束の「収」に決まりではないかと思っています。
※中日ドラゴンズ優勝で「竜」もあるかも知れませんねぇ、毎年この時期が一番楽しい中日ファンです
※※今年の漢字の第15位は「壺」だそうです。なぞですねぇ笑笑(笑いのツボにはまりました)     

入野漁港の朝日

今月の一句小笠原 望

川からの風 笑えたら大丈夫        いくさ捨てたさくらの国の防衛費
持ち越した疲れへ朝のビートルズ    二割引のシールの後ろついてゆく

四万十の初冬の空

休診のおしらせ

休診のお知らせ
1月21日(土)  小笠原休診(稲田は通常どおり診察おこないます)
2月17日(金)18日(土) 稲田休診(小笠原は通常どおりに診察おこないます)

 

 

お知らせ

その1 発熱・咳・のど・鼻水、等、風邪のような症状の方は、来院前にお電話を!
 お電話で症状などをお聞きして、診察の時間・場所などを調整しております。
 当院では、新型コロナウイルスの抗原定性検査を行っております。
 (発症から9日目までです。無症状の方は対象外となっております。)

その2 インフルエンザワクチンの予約受付中!(コロナワクチンはお休み中です)
 10月からインフルエンザワクチンの接種を行っています。
 予約は、お電話か受付でお願いいたします。
診察の際に接種することも可能ですので、お気軽にスタッフにお声がけ下さい。

その3 肺炎球菌ワクチンの接種と公費による風しん抗体検査及び予防接種
原則予約制です。ご希望の方は受付にお申し出いただくか、お電話を。

その4 特定健診について
これまで月・火・木・金に数件ずつお受けしておりましたが、
現在は健診日を設定して、まとめてお受けするようにしております。
日時詳細や予約については受付にてお問い合わせ下さい。

その5 コロナの検査対応もあり、お待たせして申し訳ありません
大変お待たせしてご迷惑お掛けしております。11月からコロナの検査が急増しており、待合室のこみぐあいのわりにお待たせしてしまうことがあります。
スタッフ一同、一生懸命やっておりますが、特に土曜日はこみ合いますので、
どうかお時間の余裕をもってご来院くださいませ。
なお、お急ぎの方は、遠慮無くお声がけください。

 

 

2023年1月15日頃 発行予定